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桜井 直行; 飛田 和則; 吉崎 裕一; 宮河 直人; 山下 朋之; 柏崎 渉; 植頭 康裕
PNC TN8520 93-003, 410 Pages, 1994/01
東海事業所から環境へ放出される排水及び排気中に含まれる放射性物質、並びに排水中の公害規制物質の分析法及び測定法について、東海事業所標準分析作業法-放出管理編としてとりまとめたマニュアルである。本マニュアル(第4版)は、1984年4月に改訂作成(PNCT-N852-84-06)されたものを全面的に見直し改訂したものである。今後、さらに改訂する必要が生じた場合は適宜改訂し、本資料に追加あるいは差替えをするものとする。
松岡 守
電気学会論文誌,B, 112(9), p.829 - 834, 1992/00
高熱負荷試験用のイオンビーム照射装置、あるいは表面組成を変えるためのイオン注入装置においては、必要な照射範囲でビーム強度が一様である必要がある。多孔型のイオン源をこの用途に用いる場合、引き出されるビームをなるだけ有効に使い、かつ必要な範囲で一様なビーム強度を得るために、各孔からのビームレットの偏向角をどのような分布にすれば良いかを検討し、この問題が一変数のガウス問題の形に記述できることを示した。さらにこの式を離散化して極値問題の形に変形して数値的に解いた。その結果、最適な照射位置におけるビーム軸の分布は、照射範囲に比してビーム発散の程度が大きい場合、離散的となり、ビーム発散の程度が小さくなるにつれて次第に連続的となり、さらには滑らかになってくることがわかった。
熊沢 蕃
保健物理, 19(2), p.193 - 194, 1984/00
米国環境保護庁(EPA)放射線計画局に、1981年10月1日から2年半滞在し、連邦放射線防護指針の改訂計画の一環である、全米職業被曝の1980年度版報告書を作ったときの悪戦苦闘を紹介したものである。最初の1年は原子力留学生、残りの期間は原研から承諾を得て、EPAの外来専門家として仕事に従事した。本報では、EPAの職場の様子、連邦指針とNCRPやICRP勧告の性格の違いを簡単に述べた後、筆者の業務遂行上の苦労談を記したものである。全米職業被曝の四半世紀にわたる動向解析という前例のない仕事を、米国事情に疎い筆者がどう切り抜けて行ったかを若い保健物理学会員に伝えたいというのが趣旨である。